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宮原拓海 / twitter / Lunadrop エルザ アイヒェル ヨルと組んで行動していることが多い。 レーダーチャート詳細 体力 30 異能出力 10 体術 35 異能耐久力 20 社交性 15 知能 10 紅灯商会
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■SSオンラインでは通常の生まれ表ではなく下記の生まれ表を使用します。 境遇、運命表はルールブックの物を用いてください。 SSオンライン専用生まれ表βテスター 経験者 初心者 GM ギルマス ネカマ(ネナベ) 生産者 鍛冶屋 全滅経験 社会人 大学生 学生 幼児 老後 廃人 レア命 情報屋 AI 兄弟 グループ 想い人恋人 2世PL アイドル 有名 遺産 未知の遭遇 SSオンライン専用生まれ表 βテスター いわゆるβテスト出身である。あなたはSSOについて他のプレイヤーより先んじた知識を持っている。故に疎まれ、敵も多い。 ボーナス:【先行者】あなたはあなたのメインクラスのスキルを1つ得ることができる。あなたのフェイト上限値を-1する事。 経験者 あなたはSSO以外のMMOの経験者である。 ボーナス:【経験】あなたは経験により、ちょっとした失敗なら取り戻すことができる。1シナリオに1度、判定に使ったダイスを1個振りなおすことができる。 初心者 あなたはSSOだけではなくネットゲームさえ初めてである。 ボーナス:【幸運】あなたはドのつくような素人である。だがビギナーズラック、その名の通り幸運はある。あなたのフェイト上限を+1する。これにより規定の15を超えてもかまわない。 GM あなたはプレイヤーあがりのGMである。 ボーナス:【GM】ごくわずかながらシステムに干渉することができる。1シナリオに1回、自身が判定を行う直前に、そのダイスを+1個する事ができる。 ギルマス あなたはSSOか別のMMOか、指導者としての経験がある。 ボーナス:【指導力】あなたの指導は人を引き付ける。セットアップに宣言することで、1シナリオに1回、同じギルドのメンバーの次の判定に+1の修正を与える。 ネカマ(ネナベ) PCとPLの性別が違う。ネナベもある。 ボーナス:【演技】あなたは演じている。自分ではなく別の性別を。別の職業だって演じられるさ?自身以外のサポートクラスのスキルをひとつ取得でき、成長させることもできる。ただし、そのクラスにCCすることができなくなる。 生産者 あなたは冒険スキルではなく、生産スキルを取得したPCである ボーナス:【食料知識】…あなたは《調理》をSL1で取得する。また、プリプレイに【にく】を1個取得する。 鍛冶屋 あなたは鍛冶スキルを所持している。武器防具にかけてはちょっと詳しい。 ボーナス:【精錬】…プリプレイにあなたの使用する武器防具から1つを選び、1d6を振る。( )内は防具の場合である。また精錬したアイテムはそのシナリオ中、自分で装備からはずす事はできない(クホを除く) 1…任意の性能+1 2…クホった。そのシナリオ中使用不可。 3…攻撃力(防御力)+2 4…命中(回避)+1 5…行動値+2 6…攻撃力(防御力)-1 全滅経験 あなたはこのゲームでPTを死なせてしまった経験がある。あなただけが生き残った。 ボーナス:【遺志】…あなたは遺された者だ。彼らの声は今でも胸に残っている。死は、常にあなたの周りに。 あなたの居るエンゲージは自動的に封鎖される。この効果はあなたが任意のタイミングで打ち切る事が出来る。 社会人 あなたは社会人だ、他のプレイヤーより、リアルに使えるお金が多かったんだ、だから… ボーナス:【ウェブマネー】ちょっと多めに課金した貴方は所持金が多い。シナリオ開始時にCL×100の資金を得る。 大学生 あなたは大学生だ。あなたは人生でもっとも時間があるといえる。今こそ遊び場、時間を有効活用せよ ボーナス:【有効活用】あなたの行動値に+3する。 学生 あなたは高校生~小学生の学生である。どの年代にするか、選ぶこと。 ボーナス:【成長期】学生時代は体力、精神力共に最盛期といえる。最大HPか最大MPに+5すること。 幼児 あなたの中身は幼児である。よく、親が許しましたね? ボーナス:【甘え】相手の判定直後に宣言する。あなたを対象(範囲でも構わない)とした判定の達成値を-2する。1シナリオ1回宣言できる。 老後 あなたは定年を迎えたお年である。 ボーナス:【老獪】あなたには貫禄がある、まさしく年の功。少々のことでは動じない。精神基本値に+3 廃人 あなたはネトゲ廃人と呼ばれる人種である。このゲームを選んだのは幸か不幸か… ボーナス:【やりこみ】あなたのプレイ知識は相当なものである。知力基本値に+3する。 レア命 あなたはレア物に目がない ボーナス:【レア!】シナリオに1回、ドロップ品のダイスロール時の達成値に+3のボーナスを得る。 情報屋 あなたはゲーム関係のサイトを運営していたことがある ボーナス:【知識の蛇】あなたの行う情報収集、エネミー識別判定に+3のボーナスを得る。 AI あなたは自我を持ったAIである。電子の精霊ともいう。あなたにリアルはない、ここがあなたの世界だ。 ボーナス:【電子の精霊】あなたは疲労による消耗をすることがない。また、毒を無効化する。ただし、現実世界にあなたの居場所はない。 兄弟 あなたは兄弟や姉妹と共に、このゲームにログインした。 ボーナス:【コネクション:兄弟(姉妹)】を得る。何人いても、コネクションは1つとして扱うこと。 グループ あなたは一緒にこのゲームを始めた仲間がいる。 ボーナス:【固い絆】彼らはあなたの頼みならば力を貸してくれるだろう。1シナリオに1回、あなたの行うダメージロールに+2d6する。 想い人恋人 あなたは、そんないい関係の人がいる ボーナス:【コネクション:想い人(恋人)】を取得する。また、あなたは1シナリオに1度だけ、受けるダメージを-2d6する事ができる。 2世PL あなたの親(子)もまたネットゲーマーだ。ログインしてるかしてないかは自由に決めること。また、関係は自由に設定してよい。 ボーナス:【コネクション:親(子)】を取得し、精神基本値に+1する事。 アイドル あなたはネットアイドルである。街を行けば良くも悪くも声が掛かる(かもしれない) ボーナス:【アイドル】あなたがいれば、周りの皆はヤる気が出る。誰かの判定前に宣言する。その判定の達成値に+3する。1シナリオに1回使用できる。この効果はあなた自身には使用できない。 有名 あなたは少しは名の通ったPC(PL)だ。 ボーナス:【悪名OR勇名】人の道:悪(悪名)か善をSL1取得する。 遺産 あなたと組んでいた彼はもういない。残っているのは碑に刻まれた線入りの名と、形見だけである。 ボーナス:【遺されたモノ】レベル5以下のマジックアイテムをひとつ得る。これは売ることも譲渡もできない。 未知の遭遇 あなたが出会ったそれはシステムなのかシステムの外のものなのか。あるいはただのバグなのかもしれない。ただひとつ確かなのは、今のあなたにそれを確かめる術はないということだ。 ボーナス:【異なる目覚め】自身以外の種族スキルをひとつ取得すること。ただしメイキング、及びCL制限のあるスキルは選択できない。代償としてあなたの1度のフェイトの使用上限が-1される。(最大値ではない) ※変更点のまとめ 【レア!】の効果がシナリオ1回に変更、得られる効果が+2から+3になります。 【遺志】の効果が任意での解除が可能な事が明記されました。(by ロスト)
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★イチジクを植えようSS★ 今は閉店してしまったお花屋さんから購入していたイチジクの苗をよいしょ、よいしょと玄関から庭へと移動させる。 高さ1メートルの苗木は、茶色のシンプルな植木鉢に入れられていたが、うまく育てばいずれは見上げるほどの大きさにもなるのだ。 だから家の住人…むつきはそれを見越して苗を広い庭へと植え替える事に決めていた。 玄関、廊下、LDKそして庭に通じる格子をはめ込んだ両開きのガラス戸を抜ければ、正面にオレンジの木が植えられた小さな庭と右手に広い芝生敷きの大庭が広がる。 その間…、テラコッタのタイルが敷かれ日差しを遮るターフがかけられたスペースの側がこの苗木の居場所。 すでにその場所には彼女の夫カールが地面にシャベルで適度な穴を開けており、日蔭の下でむつきが来るのを待っている。 「おまたせー」 そう言いながらよろよろと歩く彼女の手から彼は苗木を受け取ると、トントンと鉢をシャベルの柄の部分を使って叩き、ひっくり返すようにして苗木を鉢から抜いた。 「ええと、植えたら土をかぶせて、お水をたっぷり…」 むつきはカールが苗を土に植えてる間に、ガーデニングセットについてきたガイド本を声に出しながら読み、その通りに水の入ったジョウロで苗木の根元にたっぷりと水をかける。 「お、虹ができた」 「ああ」 強い日差しの下水滴は小さな虹を作り、濡れた大ぶりの葉はつやつやと輝いて鮮やかだった。 「…たくさん実をつけるようになったら、皆におすそわけしたいなー。後ねジャムとかコンポートとか作れるよ、ケーキは…作るの下手だけど挑戦しようかなあ…。」 嬉しそうにそう話すむつきの楽しそうな様子に『気が早い』とカールは言おうと思ったが、今はやめておこうと考える。自分も少し楽しみであったからだ。 「緑はいいねえ…、きれいだね」 葉に触れながらむつきはほほ笑む。今は亡き人達への鎮魂の日々を静かに過ごしていた二人であったが、今日はつかの間の休日でもあり、ささやかではあるが息抜きとしてこの作業を選んだ。 むつきとカールの家は南都の王城が望めるオアシスの側にひっそりと建っている。以前はそれよりもっと東側の郊外住宅地の中にあったが、仕方の無い事情で移築することになり現在の場所に建っていた。先の土壌汚染、世界樹による浄化によってレンジャー連邦の自然は壊滅状態であったが、国が行った植林作業によって徐々に元の砂漠とオアシスの国に戻って行こうとしている。 「そうだな…」 カールもしみじみと言う、高めの塀の向こう側にはさびしい緑と真水をたたえたオアシス。 いつか元のように戻るのだろうか…、彼は強い日差しに目を細め複雑な気持ちで白い砂が多い景色を見つめる。 「…時間がかかるね、植林するにも人手が少なすぎるから」 「ああ」 むつきも塀の向こうへ思いをはぜる、自分の身長ではカールが見ている景色は見えないが、でも、何が見えてるのかは分かっていた。 いつかまた、ナツメヤシの林とパームツリー、たくましく生きる灌木らが茂る砂漠独特の自然が戻ることを彼女も願う。 「イチジクも乾燥に強い丈夫な植物なのよ」 「そうか」 むつきは無意識にカールの手を取り手を繋ぐ、軍手ごしだけどしっかりとした掌に触れてると安心するからだった。 「むつきさーん」 「うえ!? ハイ!?」 ぼんやりと苗を見ていたら後ろから子供の大きな声。 むつきはぎょっして後ろを振り向く、カールも何事だと同じく振り向いた。 「こんにちはー」 「あー」 声をかけてきたのは孤児院で暮らす子供達の中でも年長の子、庭と道路との境になっている鍵付きの門扉から顔を出して笑っているのが見えた。 「ミナモちゃん、あれーどうしたのー」 「小さいの連れて散歩―」 むつきは慌てて少女…ミナモのいる門扉へと駆け寄るとその引き戸の鍵を開ける。 開くと扉で見えなかった小さな男の子達が何人か「こんにちはー」と言って庭の中に飛び込んで来た。 「ああ、そんな時間だったね」 そう言って笑えば、最後に庭に入って来た少女は快活に笑った。 レンジャー連邦は人口の減少により慢性的な人手不足に悩まされ、孤児院でも働き手が足りない為、むつきも週の何日か手伝いに向かっていたが、それでも足りない部分はミナモの様にある程度大きい子供は小さな子の面倒を見る、といった身近な助け合いをすることでなんとか成り立っていた。 「サンゴちゃんは別の子達と?」 「うん、あっちは女の子達連れて買い出しね」 「そうかー」 「むつきさん何してたの?」 「ああ、イチジクの苗植えてた」 少女の問いかけにむつきは植えたばかりの苗を指さす。そして指差したついでに小さな男の子達に囲まれ笑顔を見せている夫を見て微笑んだ。 「むつきさんヴァローナ作った人でしょ、いいの?孤児院の手伝いしてて」 「あ、え? どうしたの急に」 ぽーっと微笑ましい光景をみている彼女に少女は複雑そうな顔をする。 航空国家で育つ子なだけあってミナモはなかなかその方面に明るく、女の子なのだけどどこか少年の雰囲気を持っていた。 「だって、ホントは空軍の方の仕事が本職じゃない、いいのかなーって思って」 むつきは苦笑うと、腰に手を当てて晴れ渡った空を見上げた。 「あー、いや空軍の仕事は依頼があった時だけなのよ、後は夫のコパイロットする為」 「えー」 少女はわかんなーいという顔をして、子供を抱き上げ肩に乗せて笑っている大きな人と隣に立つ幼い雰囲気を残す人を見上げる。 「軍の事や、機体の事はカールや空軍のみんなに任せてる。なんせ優秀だから基本私のすることはあまり無いのよ。だから私は今自分が必要とされるところにいる訳です。」 「…なんか、エンジニアから孤児院のお手伝いって違うじゃない」 ミナモは航空機に憧れる女の子、だからむつきがなんで開発者から自分たちの暮らす施設の手伝いをしているのが理解しにくかった。 「違うかなあ、私にとっては大事なものを守る仕事だから同じなんだけど…」 んーっと声を出すと、彼女は変かしらと首をかしげる。 「孤児院はそうねえ、あなたたちには元気に育って欲しかったから。ミナモちゃんにもサンゴちゃんにも、他の子たちにも未来があるから、元気に育つお手伝いがしたかったの」 むつきは笑って少女に笑顔を向け、それからまだ小さな苗木そっと触れた。 「イチジクも元気に育ってほしいなあー」 この苗も、隣に立つ少女もむつきにとっては大切な命、大事に育てたかった。 「むつき、今日はだいぶ暑い、子供たちに何か飲み物でも」 「あ、はーい」 カールが強い日差しの中、汗をかいている子供達を見て声をかけてきた。 確かに今日は暑く、日よけのマントを着ていても体の水分を奪っていってしまうだろう。 集合をかけたわけでも無いが、子供達はターフの下に集まると期待に満ちた顔でむつきの方を見ていた。 「えーと全部で6人ね、汗をかいたから冷たいお水で水分補給、後オレンジむいたげる」 「わーい!」 「カールも飲む? 用意するから子供達の手を洗ってあげて、ミナモちゃんは手伝ってー」 「ああ」 「はーい!」 歓声を上げる男の子達に笑顔を向けながら、彼女は軍手を外して少女と共に先に水道で手を洗い、子供達と自分たちの飲み物とオレンジを剥く為にミナモと家に入る 「よし、一列に並んでそこの水道で手を洗うんだ、ちゃんときれいにするんだぞ」 「はーい」 そして、キッチンまで聞こえる夫の指揮官ぶりが板についたセリフに笑うと、冷蔵庫を開けたのだった
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エルフの元女騎士ゾルテリア ■キャラクター名:エルフの元女騎士ゾルテリア ■キャラクター名読み:エルフノモトオンナキシゾルテリア ■性別:女性 応援画像 キャラクター設定 ダンジョン奥のゲートから繋がるファンタジー世界のエルフ族。人間年齢に直して28歳ぐらいの外見。 身長168センチ、スリーサイズは142・75・99(魔術で補正してサバ読んでる)。胸はPカップ(これも魔術補正時のサイズ)。 ゾルテリアはかつて女騎士だったが結婚そして妊娠により激太りしてしまったので 免許の更新が出来ず、旦那を替え玉として試験に行かせたが女装がバレて結局免許剥奪となった。 それから数年、ゾルテリアは魔術でなんとかダイエットにも成功し、生活費の為再び女騎士の資格試験に挑む事に。 だが、最近ファンタジー世界よりも我々の世界の方が凶悪な存在に溢れているということで ゾルテリアはゲートの向こう側に転移させられ、こっちの世界での功績を持ち帰らなければならない羽目になる。 その後、色々あって大会関係者の目に留まり賞金と戦闘行為の実績目当てに参戦する。 持ち物:シルバーレイピア(怪物にダメージ補正、通常の攻撃力は量産品日本刀レベル) 黒タイツ&ライトアーマー(素肌に直接タイツ着て、その上に銀色のアーマー。タイツの強度は普通の服、アーマーは投石ぐらいは弾く) 皮のブーツ(ただの靴) スキル:フェンサー(レイピアでの戦闘技能、ファイエムのマルス王子で言えばLV4ぐらい。 盗賊や重装兵や山賊にはタイマンでまず負けないがドラゴンや将軍級には分が悪い) 肉体の変質魔法(特殊能力の他、実は体型の補正にも多少使っている。お腹の肉を胸に集めたり色々と) 特殊能力がどの程度知られているか:自分から特殊能力欄の効果について説明済であり、 参加者達は「女騎士は一回イカない限り無敵、バリア突破には性技が有効」ということは認識している。 イッた後の見た目の変化については語られてはいないが、その姿を見ればもう攻撃が通ると相手にもすぐ分かるだろう。 特殊能力:『ZTM(絶対にチンコなんかに負けない)』 効果:あらゆるダメージを性的な攻撃に変換し無効にする。ゾルテリアは被弾の度にダメージに応じて性的興奮が高まっていき絶頂に達するまでは肉体は損傷しない。 また、相手の攻撃が性的攻撃に変換される際にエントロピーの法則が働く為、性技から遠い技程効果は薄い。 例を上げると、ゾルテリアにとって首をナイフで切られるのはオッパイ一揉みにも満たないが、 チンコで頬を叩かれたりすると数回クンニされたぐらいに感じてしまう。 持続時間:一度性的絶頂に達してしまうと、その試合中は掛けなおしは効かない。 逆に、絶頂に達しない限りは能力は持続する。 この大会においては毎試合ごとに試合会場に入る前に能力を使用するものとする。 能力原理:女騎士とは犯されてイッてから倒されるものと相場は決まっており、 即ち女騎士を倒すにはまず性技を完遂してからでないとダメージは通らないものという魔術理論。 補足:発動の為のスペルは「やめて!私に乱暴する気でしょう? エロ同人みたいに!」 ゾルテリアは毎試合このスペルを唱えてから戦場にインする。 また、能力の効果が切れた時は同時に体型補正していた魔術の集中も切れ、 肉の垂れ下がっただらしない姿になるので対戦相手から丸わかりである。 このキャラクターを彩る物語 プロローグSS 投稿した幕間 異世界人ゾルテリアの挑戦ソシーズ カップラーメン編【第一回戦前幕間】 幕間SSゾルテリアの説明~女騎士とは【第一回戦前幕間】 ゾルさんファンタジー・まさかの正体の巻き【第二回戦前幕間】 裏トー準決勝・特急予告【準決勝戦前幕間】 名探偵っすね、こまねちゃん【決勝戦前幕間】 登場する幕間 ドキ! 男だらけの温泉大会~コロシもあるよ~【第二回戦前幕間】 姫将軍と偽名探偵のファントムルージュ感想戦【第二回戦前幕間】 ~~名探偵っすか こまねちゃん~~【第二回戦前幕間】 ~~のぞきなんて最低だ!~~【第二回戦前幕間】 ~~こまねちゃん 最後の名推理~~【第二回戦前幕間】 九鈴ちゃんの告白【決勝戦前幕間】 黄樺地セニオエピローグ:世界の合言葉はチャラ男【エキシビジョン以降幕間】 雨竜院雨弓 前のキャラクター|次のキャラクター 遠藤終赤
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763 :名無し三流:2012/01/28(土) 21 59 01 オズワルド・モズリーという男がいる。 第二次大戦中に逮捕拘禁され、停戦後に釈放された数多のファシスト活動家の中の1人である。 提督たちの憂鬱 支援SS ~モズリーとイギリス~ 1943年までのイギリスは、まさに踏んだり蹴ったりの状態だった。 青息吐息の中でドイツとの停戦を結ぶことに成功し、国内を立て直そうとした所、 日本とアメリカの板ばさみになり、アメリカを選んだ所に大西洋大津波である。 「God save the king」もたちの悪い冗談と化しつつあった。 そんな中でイギリス国民に芽生えたのが、既存政党と民主主義への疑問である。 戦争や外交政策で失敗の続いた政府は国民の支持を失っており、切羽詰って企図した北米侵攻も、 大多数の国民からすれば「対岸の火事場泥棒はいいから国内を何とかしてくれ」というのが本音であった。 「国力が大きく低下している中では、北米の新たな利権が絶対に必要だ」という政府側の言い分も、 「吹雪の中、薪を買いに出て凍死する」というあまり笑えないジョークで片付けられる有様だった。 そして、そのような中で「もう見てられん、俺に任せろ」と声を上げる人物は枚挙に暇が無かった。 共産主義者、アナーキスト、ファシスト、国家社会主義者……町には様々な主義主張が入り乱れ、 この時代は後にイギリス人自身によって『英国の最も飽きない時期』と揶揄される事になる。 764 :名無し三流:2012/01/28(土) 22 00 04 モズリーの率いるイギリスファシスト連合(British Union of Fascists、以後BUF)は、 第二次大戦時の反独・反ナチス感情と、政府の戦時緊急法制による主要人物の逮捕拘禁で壊滅していたのだが、 停戦後は緊急法制の一時緩和と、やっとのことで停戦をまとめたドイツとの関係に楔を打ちたくないという思惑により、 BUF党首であったモズリーらが比較的早期に釈放された事で復活、その勢力を回復させる事に成功している。 その後もBUFは民衆の不満を上手に煽り、労働党と保守党に比べればまだまだ弱小だったものの、 これら二大政党からさえ支持者を募る事に成功していた。しかし、かつてナチスシンパとして睨まれた反省を活かし、 あからさまな親独姿勢は掲げず、その代わり戦前よりさらに強硬な反共姿勢を打ち出す事にしていた。 これが共産革命を恐れていた富裕層や中産階級の支持を得て、低所得者層や労働者に対しても、 共産主義国家のソ連がファシスト国家であるドイツに勝てず国力をすり減らしている事を指摘し自党の優越性を主張 (そのドイツもソ連と同じように国力を消耗しているという事実には、モズリーは一切触れなかった)。 またBUFは「大英帝国の戦略的敗因は、決定に時間がかかりすぎ、選挙運動の強者が国を牛耳る議会制民主主義にある」 として議会制民主主義を廃止、英国を構成する各分野の代表者から新たに編成された『集会』を置く事を公約として主張。 これが当時英国上層部の考えていた国内組織の利害調整機関『円卓』と似通っていた事は、実に皮肉な事であった。 ――――――1943年5月3日、イギリス BUF本部 「『号外・日本帝国、メキシコへ宣戦布告』か。 ……連中も終わったな。これで一ヶ月も持ったらビックリ仰天だ」 オズワルド・モズリーは新聞に目を通すと、 これ以上読む価値は無いと言わんばかりにそれを投げ出し、秘書に尋ねた。 「支持者は抜かりなく集まっているか?」 「ええ、勢いで言えば開戦前並です。日本円の為替で上手く行ったので、 活動資金も今の所は問題ありません。当局の妨害が少なくなったのも好影響ですね」 「大変結構!」 765 :名無し三流:2012/01/28(土) 22 00 40 大西洋大津波でアメリカが壊滅したというニュースが、 そしてその後日本軍が連戦連勝しているというニュースが出ると、 世界中の為替市場で日本円の価値が文字通り右肩上がりとなった。 これにより大成功した者もいれば大失敗した者もいる。 この時期はとにかくあらゆる日系企業の株が値上がりし、 全ての日本製に高い値が付いていた。これが俗に言う『ジャパン・ブーム』である。 そんな動きの中、BUF支持者の中にもまとまった額の日本円を持っていた者がおり、 これがBUFの勢力拡大の一助となっていたのだ。まったく幸運の女神は誰に味方するか分からない。 「それにしても日本円で思い出したんだが、あの国は本当に妙な国だよなあ?」 ふと思い出したようにモズリーが言う。 「そうですな………近頃の列強で成功しているのは、実質的にあそこだけです」 「それも大成功、だ。向こうの政治屋はよほど有能らしいな」 「あ、いや、情報屋の話によるとあの成功に日本の国会議員、特に非主流派はそんなに関わっていないらしいですよ。 功績と言えばまあ、政府や"総研"の提案する政策に対して必要以上にゴネなかった事ぐらいみたいですが」 「ふーん……じゃ、優秀な兵器を提供する軍需企業とそれを扱うスタッフを育てる軍隊、 それに強力なシンクタンクと政府が今の日本の躍進を導いてる、ってワケか」 766 :名無し三流:2012/01/28(土) 22 01 20 秘書の答えにモズリーはこう分析すると、次に自国の状況を思い浮かべ考え込んだ。 (シンクタンクならイギリスだって無能なワケじゃない。軍需企業もまだ息はある。 日本の成長モデルはうちの国にも使えるかもしれねえな…… 問題は政府だ。結論を出すまでガダガタ、問題が起こるとガタガタじゃ話にならん。 やはり少しの事じゃビクともしない、即断即決の政府が必要だ) 「もしもし?」 深く思索する党首に驚いた秘書は、彼を現実世界に引き戻そうと声をかけた。 秘書の呼びかけに応えて思考の海から上がってきたモズリーは、すぐに秘書へ命じた。 「おい、日本の政治・経済・軍需に関するできるだけ細かい資料を集めてくれ。それも早くにだ」 モズリーの突拍子も無い指示に秘書は一瞬戸惑ったが、 しかし相手はイギリスのファシストの中でも有数の存在感を持つ人物である。 秘書はすぐに「了解しました」と言って部屋を退出した。 そして、オズワルドは再び、BUFの勢力拡大に取り組んでいくのだった………… ~ fin ~
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倉敷椋鳥 ■キャラクター名:倉敷 椋鳥 ■キャラクター名読み:クラシキ ムクドリ ■性別:男性 キャラクター設定 神奈川県民。 25歳。元俳優志望。 地元を離れている間に核が落ちて親族友人その他全てを失う。同時期に魔人となる。 荒廃した関西に渡り、無尽蔵に生み出され続けるモヒカンザコをあしらいつつ周辺環境の調査や長距離輸送車の護衛などを行っている。 たまに地元に帰ってくる。 よくわからない幽霊みたいなやつにそそのかされて大会に参加することとなる。 自身のよりどころを根こそぎ失った影響で性格は無残にねじ曲がっている。 あるいは乾燥してひび割れている。もはや矯正は不可能だろう。 それ以降、何か迷ったり葛藤することがあっても、 突如全てに対して「投げやりになる」発作とでもいうべき衝動が彼の精神の中を吹き荒れて 思索やこだわりなどが突然どうでもよくなるという病気(?)にかかってしまった。 身体能力は高く、特に持久力に優れる。 能力なしでもモヒカンザコ分隊に切り込んで隊長を倒すくらいはやってのける。 ただし骨格や筋肉の強度はあくまでも普通の魔人と変わらない。 そのため、戦う際にはだいたい武器を使用する。 携帯している武器は大型ナイフ、拳銃。 残念ながら銃弾を安定して調達できないので銃は6発しか撃てない。 特殊能力:『正体不明のご招待』(ストレンジ・インヴィテイション) “ゲート”となる平面を作り出し、そこから異次元の存在を召喚する能力。 ただし、何が現れるかは本人にもわからない。 あらわれるものは椋鳥の思考や精神状態にある程度左右されるらしく、 基本的に大なり小なり破壊を行う目的で呼び出されることが多い。 (思い通りに複雑な動作を行わせるのには向いていない) また、異次元の存在がこの世界に現れるとき、通常の物理法則にあてはまらない現れ方をする。 たとえば、彼が異次元から呼び出した存在は「厚み」がないことがある。 ぺらぺらの紙のようなそれは、しかし何不自由なく大地を走り回ったりモヒカンザコを殴り倒したりする。 また、多少の破壊を受けてもまるで時間が巻き戻るかのように元の状態になったりする。 使用する条件は 「“ゲート”の裏面から何らかの物体を入れる」こと。 あらわれるものの質量は入れた物体の質量と同等かそれ以下のものとなる。 解除する条件は 「召喚されたものと使用者が1000m以上離れる」 「召喚されたもの、または使用者のどちらかが意識を失う」 「召喚されたものと使用者の両方が能力の解除を望む」 以上のうちどれかを満たすことである。 解除時に、使用時にゲートに投入した物体が入れ替わりで戻ってくる。 このキャラクターを彩る物語 プロローグSS 投稿した幕間 幕間SS・落葉の暗躍【第一回戦前幕間】 倉敷椋鳥のあまり表プロローグと変わりない裏プロローグ【第二回戦前幕間】 登場する幕間 ノートン卿の栄光・幕間SS【第一回戦前幕間】 ネタに詰まったら学園化しとけ【第二回戦前幕間】 黄樺地セニオエピローグ:世界の合言葉はチャラ男【エキシビジョン以降幕間】 偽名探偵こまね 前のキャラクター|次のキャラクター 紅蓮寺工藤
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396: 333 :2016/12/21(水) 08 17 18 日米百年戦争支援SS 17歳の少年、チャック・パウエルは襲い来る痛みに耐え続けていた。なぜ自分がこんな目にあわなければならないのか。 「オラ!なんとか言えよニガー!」 朦朧とする意識の中、上等な革靴が鳩尾にめり込む。肺の中の空気が強制的に吐き出され、沈みかけていた意識が浮かび上がる。 体中を駆け巡る苦痛に喘いでいたら、気がつけば仰向けになっている。まずい。 「ニガーが!なんで!一丁前に!ホットドッグなんて食ってんだ!」 衝撃。無防備な腹を硬い革靴が蹂躙する。嘔吐感をこらえながら脚にしがみつくが拘束から逃れることはできなかった。 理不尽な言葉と同時に暴力が浴びせかけられる。語尾が強くなるたびに力が込められる。 柔らかな腹に振り下ろされた足が体重を乗せて何度も踏みつける。 ああ、そうさ。分かってる。 なぜこんな目にあうかって?それは自分が黒人だからに決まってる。 いや、黒”人”ですらないんだろう。奴の頭の中では。 たまたま人型をしていて、少し複雑な鳴き声を上げるだけの猿。知能だって、人間様のそれには及びもしないケダモノだ。 ボロボロの襟をつかまれ、立たされる。霞んだ視界の中で、拳が迫ってくる。 反射的に目を閉じると頬に衝撃。何度も殴られる。 気を失う直前、遠くから青い瞳が見つめていた気がした。 397: 333 :2016/12/21(水) 08 18 31 テキサス州オースティンに住む青年、ウィリアム・ニコルソンは合衆国の平均的な白人男性だ。 しかし彼には普通とは違うものがあった。いや、彼の父親にと言うべきか。 ウィリアムの父、ジョン・ニコルソンは州議会議員だったのだ。彼はその事を誇りに思っていた。 幼い頃から偉大な父の背中を見て育ったがゆえにウィリアムは人一倍自尊心が強い。 その自尊心が彼に神に愛された人間として、正しい行為を心がけさせていたのだ。 「~ということが今日あったんだよ、父さん。」 今は食後、リビングで家族団らんの時を過ごしている。とはいっても両親は離婚したので家族は父と自分だけなのだが。 「ほう、それは良いことをしたな。父さんはウィリアムを誇りに思うぞ。」 道端で老婆を助けた事を話し、父が相槌を打つ。 自分はいずれ父を継いで合衆国を背負って立つのだ。隣人一人助けられなくばその資格は無い。 しかし今日あった事を思い出せば必然的に不快な事も同時に想起させられる。 ウィリアムは眉間に皺を寄せてその事を話した。 「ああ、でも嫌な事もあったな。ニガーが生意気にも屋台でホットドッグを食べてたんだ。」 聞いている父は神妙な顔をして続きを促す。 「ふむ、それでどうしたんだね?」 「口答えしやがったから思い知らせてやったよ!」 ボクの腕前でね!…と続けようとした時、父の顔色が変わっているのを見て戸惑う。 いつもは温厚で自分に賛辞とアドバイスを述べてくれる父の顔はみるみるうちに赤から青、白と変化して再び赤になった。 「このバカモンが!!」 ソファから立ち上がり、大声で叫ぶ。どう見ても烈火の如く怒っていた。 父の急変とその後の剣幕にウィリアムは腰を抜かしてしまう。なにが悪かったのか? 「この大事な時期に問題を起こしてしまうとは!だから身の振る舞いかたを考えろといつもいつも!!」 自分が起こしてしまった問題を認識できないまま、ウィリアムはひたすら困惑と戸惑いの中にあった。 ここはテキサス州オースティン。かつて人種平等の夢を実現した旧南部連合の勢力圏である。彼の父はそこの州議会議員なのだ。 398: 333 :2016/12/21(水) 08 21 41 マイケル・スミスは内心の歓喜をこらえ、目の前の少年に語りかけた。 決して問いただすなどということはしない。自分の働いているような零細新聞社では地元の信用が第一なのだ。 「そのこと、ちょっと詳しくお願いできるかな?…ああ君、彼に紅茶とクッキーの代わりを持ってきてくれたまえ。」 始めは緊張していたパウエル君も彼の巧みな話術とティーセットによってリラックスし始めていた。 わざわざ実家にアポイントメントを取り、好物を聞きだしておいた甲斐があったというものだ。 「ありがとうございます。…そうですね、あの日僕はアーロンさんの屋台でホットドッグを食べようと思ったんです。」 「ああ、あそこのホットドッグはおいしいよね。自分もホットドッグはいつもあそこだなあ。…続けて?」 なおも緊張をほぐす会話を続けながら彼は喜んでいた。これは特大のスクープだ。 地方議員の不祥事など大手新聞社にとっては大したネタではないだろう。しかし地元密着型の零細新聞社にとっては特ダネだ。 このネタを独占できれば部数を伸ばせるだろう。伸びる部数は絶対的には少ないかもしれないが、もともと発行部数が少なければその伸び幅も大きい。ようはパーセンテージの問題なのだ。 「それであいつは言ったんです。偉そうにホットドッグなんて食ってんじゃねえと…」 黒人の少年の話を聞きながら、ふとマイケルは自分にこのネタをくれた人の事を思い出した。 それにしても上品な英語だったな…と。 399: 333 :2016/12/21(水) 08 22 56 テキサス州州議会議員ジョン・ニコルソンは厄介な問題に頭を痛めていた。 「ですからそのニュースは記事にするのを控えて頂きたい。」 目の前に座っている男はいかにも物腰が柔らかで、人に悪印象を抱かせない。ジョンにはそれが何よりも恐ろしかった。 交渉において相手の心情を誘導するのは極めて重要だ。誰しも親近感を持った相手に不利益になるような事をしたいとは思わない。 そういう意味で相手に圧迫感を抱かせるだけのネゴシエーターは二流だ。相手を圧迫するのも時には必要ではあるが。 「しかしニュースを報じたり報じなかったりするのは報道の正義に反します。たとえどんな内容であれ、周知するのが 我々マスメディアの役目なのですから。」 「そうは言っても無用に民衆を煽るのは止めなければなりません。マスメディアが好き勝手に煽れば政権すら新聞社が 挿げ替えられるようになってしまうでしょう。どこかで歯止めをかけなければなりません。」 互いに正論を言い合うが、勿論両者ともそれを心から信じているわけではない。 新聞社は金になるネタをふいにしたくない。いや、金になるならばネタを無いところからでっち上げることすらするだろう。 一方自分は敵対派閥に攻撃材料を与えたくない。本人の所業でないならば責任は追及できないが、支持率下落は否めない。 ただでさえ自分たちは少数派なのだ。そのあたりの意識が息子には欠けていたようだが。 そう、不利なのは自分たちなのだ。 白人が、というわけではない。連邦政府に重きをなす派閥がだ。 元々南部は合衆国とは違う国だった。いや、違う国になる前は同じ国だったが。 しかし内乱で違う国になる程度には独立意識が高いし、30年の月日はそれをより強めていた。それは20年経った今も同じだ。 あるいは”違う国”に征服されて20年たったからこそ、それはより強まっているのかもしれないが。 そんな中で起きた州議会議員の不祥事。しかも被害者は黒人で、加害者の父は連邦政府の犬と見られている。 こんな事件が公にされれば南部での連邦系議員は次の選挙で勢力を落としてしまうだろう。 テキサス住民はテキサスへの帰属意識は強いが連邦への帰属意識は弱い。 それでも合衆国へのダメージはないだろうが、動きにくくなることは確実だ。 連邦政府からの圧力もあるのにここで内部対立に火種を注がれてはたまらない。なんとしても揉み消さねばならない。 ネタを仕入れたのが地域密着型の新聞社だったのも災いした。大手新聞社ならわざわざ圧力をかけるまでも無く白人差別を問題にするようなネタは握りつぶすというのに。 400: 333 :2016/12/21(水) 08 24 07 その日ブライアン・ヘインズは一人の少年をスカウトしていた。 チャック・パウエルと名乗った彼は驚きに目を白黒させている。それはそうだろう。 「君をKKKにスカウトしたい。」 そう己が言ったからだ。 「どうしてですか?僕なんて…」 彼はそういって自分を卑下する。大方こちらを過大評価しているのだろう。 あるいは幼い頃から劣っていると蔑まれた事で自己評価が低いのかもしれない。 「そんなことはないさ、君にもいいところはたくさんある。私たちには君の力が必要なんだ。」 くだらない。そんなものはまやかしだ。 円環の氏族などと気取った名前を名乗ってみても所詮己たちは祖国を守れなかった負け犬にすぎない。 軍は国家の守護者だ。その役目を果たせなかった己たちが負け犬以外の何だと言うのか? 尊敬の目など向けられるに値しない。現に今もこうして浅ましい考えのもと純粋な少年を騙そうとしている。 それでもこんな事が続けられるのは後者がもっとくだらないからだ。 劣等人種、人間の真似をする猿。物心つく頃より白人の優秀さと黒人の弱さ愚かさを刷り込まれてきたのだろう。 そのせいで彼自身自分に自信を持つことができないでいる。 名を奪われ誇りを奪われ、先祖がどんな部族出身だったのか、どんな生活をしていたのかすら知らない。 「ヘインズさん…ありがとうございます。僕に出来る事なら精一杯やってみせます。」 「ブライアンでいいさ。それと一つ頼みがある。」 純粋な少年を利用してまでスカウトしたのにはもちろん相応の理由がある。 それは彼が持つ新聞社とのコネだ。 元南部連合軍人が中心となっているのと合わせて、人種差別撤廃を掲げるKKKは特に南部市民に大きな支持を受けている。 己たちがこうして活動できるのも地元の協力があるからだ。でなければとうに白人至上主義者の妨害で解散の憂き目にあっている。 だが今後も安泰とは限らないし、活動を広げるにしても地元の支持は必要不可欠だ。 だからこそ彼の人脈が欲しいのだ。地域に浸透した新聞社とのコネが得られればKKKの地盤はより強固になる。 その分だけ人種差別撤廃運動は長続きするだろうし、そうなれば夢を再び実現できるかもしれない。 一度手にし、そして失った夢を。 あの小柄な男にも礼を言わねばなるまい。彼が教えてくれなければ新聞社とのコネは繋げなかっただろう。 401: 333 :2016/12/21(水) 08 25 12 サミュエル・ウィルソンは新聞社の社員を前にどうしたものかと悩んでいた。 とある筋から新聞社との繋がりをアドバイスされたものの、当の新聞社が持ち込んできた話は少々扱いに困る代物だったからだ。 「どうか議員の力を借りられないでしょうか?このままお蔵入りさせるにはどうしても惜しいのです。」 「言いたいことはわかる。しかしもうあちらとは話をつけてしまったのだよ。」 話の内容はこうだ。黒人少年暴行事件を報じようとしたものの、ある人物から待ったがかかった。なんとかできないだろうか?と この話がもう少し早く来ていたら嬉々として飛びついただろうが、事は済んでしまっているのだ。 ストップをかけたのが誰なのか、相手は明かさなかったが大方の予想はつく。おそらく連邦系派閥の誰かだろう。 そこで彼らと敵対する自分たち南部派閥に話を持ち込んできたのだろうが、もうこの話の決着はついてしまっているのだ。 連邦系議員が暴行事件を揉み消した後、別のルートからその情報を得た南部派閥は初動が遅れた事を歯噛みしつつ連邦系派閥から譲歩を引き出していた。向こうも渋ったものの、新聞社を巻き込んで全面対決するよりはマシだと判断したのだ。 全面対決を避けたのは南部派閥も同じだ。自分たちはこの南部でこそ多数派だが決して連邦全体で多数派な訳ではない。 いざとなれば連邦政府のバックアップを受けた大手新聞社が敵に回るだろう。 地元では優位を保てるだろうが、連邦全体から見れば孤立するしかない。西部が発展しつつある今、南部は少数派なのだ。 だからこそ両者は妥協した。これを再び蒸し返すような事があれば最悪州議会が回らなくなる可能性さえありえる。 テキサスを愛する彼にとって、そして南部派閥全体にとってもそれは望むところではなかった。 「なにか他のネタはないのかね?出来れば政敵を攻撃することなく支持率を伸ばせるような何かが」 自分でも無茶を言っていると自覚しつつも訪ねる。情報の入手は政治において極めて重要なのだ。 「そう言われましても…いえ、そういえば。最近KKKにスカウトされたといってましたね。」 言われて思わず身を乗り出す。ぜひとも欲しい情報だ。 南部全体で大きな支持を集めているKKKとのパイプが得られれば南部派閥にとって大きな利益になる。 票田としても期待できるし、なにより民衆の支持を集めているのが良い。 そこに零細とはいえ新聞社の情報力が加わるのだ。この話を逃す手は無い。 彼はこの事を知っていたのだろうか?小柄な東洋人の事を思い出しながらサミュエルは動き出した。 402: 333 :2016/12/21(水) 08 26 27 セドリック・ハリス上院議員は秘書からの書類を読み終えるとこめかみに手を当て、頭痛をこらえた。 最近テキサスを中心に南部州で連邦政府への不満が強まっているのだ。 確かに政権攻撃の材料はあったが、不自然なものを感じたセドリックは個人的に調査を命じたのだ。 今手元にある書類がその報告書だった。 彼は改めて目を落とす。できれば自分の読んだそれが幻覚であって欲しいと願いつつ。 しかし無慈悲にもその手にある報告書の存在は揺るがなかった。 真っ白な書面に踊る無機質な文字が理不尽な怒りを抱かせる。 報告書では連邦政府への不満の原因を南部系議員と呼ばれる派閥の伸張に求めていた。 ここまでは理解できる。昨今の南部系議員の勢力拡張は連邦政府では知られていたことだ。 そこから先、KKKと地元新聞社、そして南部系議員の繋がりについても理解できる。 地元新聞社という存在は盲点だったし、それを介したKKKと南部系議員の繋がりも知らなかったが妥当な結論だと思う。 しかしそのきっかけとなった事件、黒人少年暴行事件とそれにまつわる陰謀については完全に想定外だった。 テキサスの連邦系議員が独断で事件を揉み消した事が事態の発覚を遅らせたのだ。 はじまりは連邦系州議会議員の息子が黒人の少年を暴行したことだった。 どこからか事件を嗅ぎつけた英国のエージェントが事件を火種として合衆国内の対立を煽ろうとしたのだ。 暴行事件を人種差別に否定的な地元の新聞社に報道させ、内部対立を激化させる。 もちろんこの程度で合衆国の力を削げるとは思わなかっただろうが、外に手出しできなくなればそれで十分。 世界管理者(ワールドオーダー)として日英同盟中心の世界秩序を築く英国にとって莫大な生産力を持った合衆国は邪魔なのだ。 国内の生産力のはけ口を求める合衆国としては国外に市場を求めなければならない。 その一環としても、そして英国が牛耳る海運に楔を入れるためにも合衆国は約束の地にイスラエルを建国しようとしていた。 もちろん国内のシオニストの意向もあったものの、主な理由はそれだった。 合衆国のイスラエル建国を潰す工作の一つとして内部対立を煽るやり方は連邦政府にとっても予測できた。 なにより以前から同じような手を食ってきたのだ。そこで南部の連邦系議員に圧力をかけることで乗り切ろうとしていた。 実際、新聞社によって火種が燃え上がる前に揉み消していたのだ。方針は決して間違っていなかった。 ここで一度英国はこの件についての策動を諦めたらしい。しばらくは事態が沈静化している。 しかしここで再びこの問題に首を突っ込む勢力がいた。 合衆国の敵、日英同盟の片割れたる大日本帝国だ。 彼らは事件によって築かれていた被害者の黒人少年と新聞社の信頼関係を利用することを考えた。 KKKと黒人少年、新聞社と南部系議員とを繋ぎ合わせることでKKKから南部系議員に至るパイプを作り上げたのだ。 事態は沈静化したと見ていた連邦系議員が止められなかったのも無理は無い。 地元に密着した零細新聞社は連邦系議員との繋がりは弱いし、黒人少年やKKKに至っては繋がりが全くなかった。 陰謀は連邦派の目が届かないところで進展していたのだ。 正直、侮っていた。 セドリックは正直にそう認めた。大日本帝国に対外工作を行う余裕はないと踏んでいたのだ。 日本は現在外交方針の対立でもめている。そのせいで主流派の影響力が落ちていると観測されていた。 去年起こった関東大震災も対外影響力の低下を補強すると考えられていたし、そうでなくても日本はこういった謀略に弱い。 しかしその慢心が今回の事態を招いたのだ。 合衆国の南北対立、人種対立は深刻なまでに進んでいる。日英が仕掛けた謀略でそれはより大きくなっていた。 もちろん身動きができなくなるほどではない。経済の発展はすべての国内問題を覆い隠す程度には巨大だった。 誰しも日々の生活が良くなっていけば未来に希望が持てる。自分の理想はいつしか実現されるはずだと現状を我慢できる。 しかし少なくとも、イスラエル建国は諦めざるを得ないだろう。ユダヤ資本が日英陣営に吸収されつつあるのも拍車をかけた。 とはいえこのまま座して待つなどできはしない。早急にイスラエルの代わりを探せねばならない。 合衆国は今日も憂鬱だった。 403: 333 :2016/12/21(水) 08 28 10 以上です 誤字訂正 ×ウィルソン→ウィリアム 誤字修正
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M-457 エルザドル 魔物 中級 7000 《気高き目》このカードが場にある→相手は「この魔物の魔力」の半分以下の魔力の魔物の「魔物の効果」を使えない。 パートナー=アビーラ・サビーラ なんだ...この目の中にある気高さは!? 魔界の王の決戦(後) 魔力7000と高く、この魔物の魔力の半分(3500)以下の魔物の効果を封じれる。 パートナー表記はあるが、パートナーカードはないので、使う時は魔物単体になる。 魔物の効果はこのままでも、活躍できるが魔力強化の効果と組み合わせることにより効果の適用範囲を広げることができる。 魔力をプラスする効果は、'ターン'中の効果でもいいが、できれば'ゲーム'中持続する効果を選んでおけば、効果を何度も使う必要がなく、効果の重複も期待できるのでオススメ! 候補となるのは、魔物カードのティオ《信頼できる仲間》やコルル《お願いね》、イベントカードのE-114 不器用な友情やE-226 一族の期待といったあたり。大体が【ステイ】効果なので、魔物が捨て札になると、かけられている効果がなくなってしまったり、相手に【ステイ】効果を取り除く効果を使われると弱体化するので注意。 魔物は中級アイコンがついているので、序盤から使うには、MJ-003 フライング・ビートやE-149 新たなる戦いなどでサポートして場に出す必要がある。 ちなみに、エルザドルの体色は青緑色だが、ガッシュTCBでは赤色となっており、当時は公式設定が定まっていなかった事がうかがえる。 アニメでは改変により出番がなく、原作でもカラーで描かれたのは単行本最終巻の裏表紙が初である( 作者ブログでも公開されている )。 なお、赤色の竜はもう一体の竜族の神童「アシュロン」(作中では「伝説の朱色(ヒヒイロ)の鱗」と称される)の方である。 収録パック LEVEL:16 魔界の王の決戦(後編) タグ:7000 エルザドル 中級 魔物
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曲Data Lv BPM TOTAL NOTES TOTAL値 判定 平均密度 最大瞬間密度 ▼4 Notes/s Notes/s 傾向 譜面URL コメント 名前 コメント
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Fate/MINASABA 1st (男祭り) Fate/MINASABA 1st (スキュラルート) Fate/MINASABA 2nd Fate/MINASABA 2nd (外道王大活躍) Fate/MINASABA 5th Fate/MINASABA 8th (ギャグ) Fate/MINASABA 9th Fate/MINASABA 12th (カルキ降臨) Fate/MINASABA 12th winter Fate/MINASABA 16th (ハーロットルート) Fate/MINASABA 20th 平行世界での皆で考える聖杯戦争 予告編 fate/mackerel night 体験版(笑) Fate/mackerel night 1話 SS投下スレより短編SS Fate/MINASABA MIX-1 Fate/MINASABA MIX-1-2 Fate/MINASABA MIX-1-3 Fate/MINASABA MIX-1-4 Fate/MINASABA MIX-2 カオス ウソ企画 Fateと月姫とらっきょのクロスオーバー 第?次聖杯戦争嘘予告 Fate/If minasaba Fate/Exception ‐the Another File Apocrypha‐ Fate/Revelation ~ドキッ☆EXランク宝具持ちだらけの聖杯戦争~ 嘘予告・世界を切り裂く軍神の叫び 嘘予告・冬木市聖杯大戦の章 かくて運命は交差する 或る聖杯戦争の開幕劇